2009年12月24日

池波正太郎の銀座日記、友人の死

池波正太郎の銀座日記。読み始めてだいぶ時間がたっているが
そろそろ終わりに来た。著者の日記の年齢とわたしの年がほぼ
同じになってきた。Nakameguro_159


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2010年2月 8日

一日を二日に

私の最近の休日のライフスタイル。
計画的ではなく、自然発生的に一日を二日に分割して生活している。

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2010年2月16日

松丸図書館

丸の内の丸善本店のなかに松丸図書館と言うところが出現した。

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2010年3月15日

六冊の本

昨日、近くのブックオフで本を6冊買った。Books_016

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古本と電子図書流通

今年まちがいなく大きな話題になるのは本格的な電子出版物流通だろう。
キンドルは出ているし、すでにネットでは日本語対応ソフトまで流通している。
アメリカからネットでキンドル端末を購入し、それに日本語ソフトを導入して
青空文庫を楽しんでいる人もでてきている。

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2010年11月 1日

今、はまっている本

もう半月くらいまえからはまっている本がある。
文春文庫の‘周恩来秘録‘という上下二冊で800ページ
を越える文庫本である。
真っ赤なカバーに周恩来秘録という大きな文字と背景に周恩来
の顔がこれも大きく浮かんでいる刺激的なデザインである。
実は今年の春に上下まとめて買ったのだが読み始めてけっこう
疲れるので放り出していたのを、習近平の後継指名と尖閣列島
の件がきっかけで読み始めた。

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2011年4月27日

謎解きはディナーのあとで

めずらしくベストセラーっぽい本を買った。

謎解きはディナーのあとで  東川篤哉著、小学館発行、1575円

これはブックオフではなく、ちょっと時間つぶしに覗いた本屋で買った。
買ったのは、装丁のイラストの面白さ、本屋大賞第一位!!と、いかにも売りたさありありのコメント,それにお嬢様刑事と冷静な執事というキャスティングにひかれたからである。これ、全て本の表紙からだけの情報である。
中身は6話からなるコミックミステリー。
非現実的というか、現代の御伽噺風キャスティング、予定調和の筋の運び、ほどほどのミステリーとその長さ、、、で一気に読んでしまった。
読んでいて気がついたのは時代捕り物小説の構成と極めて似ていることである。

娯楽時代小説のファンにもおすすめの、肩のこらない、頭の休息の一冊。

2011年5月16日

不道徳教育講座

不道徳教育講座、本のタイトルである。
このタイトルを見て、三島由紀夫の著作だとわかる人は60代か
三島由紀夫ファンだろう。
発行されたのは昭和34年3月、西暦では1959年のことである。
日本が大きく成長路線に入ったのは1964年であったからそれよりも
5年も前のことであり、自分もまだ高校生になりたてのころである。

最近、週末に歩きながら近隣の古本屋を見てまわっていると毎回
面白い本を見つける。本当は自分が見つけているのではなくて
本のほうが自分を見つけている、と言いたくなるくらいである。
この、不道徳教育講座も昨日みつけた。一昨日、池波正太郎のエッセイ
を見つけた同じ店である。一昨日は気がつかなかったのだが、昨日は
店に入ったとたん、目にタイトルが飛び込んできた。
昨日、一昨日に買ったこの二冊はいずれも初版本である。それが
どれほどの価値のものかはわからぬが、、、

ここに書こうと思ったのはその中で書かれていることのタイトルは
50年たった今でも新鮮にかんじたからである。
というわけで、最初のほうのタイトルをいくつか紹介する。

ひょっとしたら文庫本で今も売っているかもしれないから興味のある
方は詳しくはそちらをみていただきたい。

タイトル

ー知らない男とでも酒場に行くべし
ー教師を内心バカにすべし
ー処女・非処女を問題にすべからず
ースキャンダルを利用すべし
ー友人を裏切るべし
ー弱いものをいじめるべし
ーできるだけうぬぼれよ
ー流行に従うべし
ー約束を守る無かれ
ー女には暴力を用いるべし
ー痴漢を歓迎すべし
-からお世辞を並べるべし

きりが無いからこの辺で終わる。

2011年5月23日

ブルータス 本屋特集

ブルータスの最近の号が本屋を特集していた。
本屋という文字に引かれてさっそく購入(ブルータスに惹かれたわけではない)。

期待は昨今贔屓にしている中目黒の古本屋が出ているかどうか、である。
この期待感は微妙で,贔屓をとりあげてくれているか?という期待と
こんなところに取り上げられて自分の宝庫が荒らされるのはいやだな、という
心配の両面である。
結果的には贔屓の三店とも取り上げられていなかったのでほっとしたような
がっかりしたような、、、、。

とくに、いつも人であふれている、多くの読書家に格別の支持を得ている
ブックオフが特集に取り上げられていなかったのはこの特集の性格が読めて
面白くも可笑しくも懐の深さの程度もわかってほくそえんでしまった。

著作権の保護は重要である。一方で知識情報の共有の拡大も重要である。

日本では昔から街の貸し本屋があった。実は子供のころから高校生ごろまで
ずいぶん貸本屋のご厄介になった。いろんな本が読めたのは貸本屋のおかげ
だとおもっている。
我が家のそばのブックオフは常に人が一杯である。
仕組みとしていろんな問題がある、あるいはいろんな意見があるのかもしれない。
しかし、これだけ流行っているのは牛丼やとブックオフである。
読書文化をかたるならブックオフの存在は無視できないのではないだろうか。
たんに形式としての本屋を見てみるのであれば別だが、、、、

2011年6月27日

遠藤周作、田中一光、宇野亜喜良

昨日、いつもの週末のごとく夕方近くの古本屋を覗いた。
いつも見る棚の順番とは逆に翻訳本の並んでいる棚から
眺めていたら遠藤周作訳という本が目に入った。本の題名とか
著者ではなく遠藤周作の翻訳というところに惹かれた。
手にとって見ると装丁のデザインがとてもしゃれていたので
装丁と訳者の名前に魅せられて買った。
昭和35年、すなわち1960年発行、そのときの価格が290円。
昨日払ったのは1575円。河出書房新社発行。

帰ってから落ち着いて眺めていたらなんと装丁は田中一光、
挿絵は宇野亜喜良と書いてある。
挿絵はほんの何枚しか入っていないが、なるほどこのころの宇野
亜喜良氏はこんな絵をかいていたのか、と思わせる今とhちょっと
異なる感じの絵である。一方、装丁の田中一光氏は昭和7年ごろ
の生まれだから20代後半の仕事だがこのころからこんなに
完成度が高かったのか、と驚かされるデザインである。
宇野亜喜良氏のイラストレーションには1960年代の後半から
興味がありその独特の眼にいつも惹かれていた。田中一光氏の
作品を知るようになったのは1989年だから一光氏は既に50代
後半のころである。
どちらの作品にもその後につながる特徴があり、宇野亜喜良氏の
挿絵の女性の目は挿絵の小さな顔のなかの目でありながらまさに
宇野亜喜良氏のイラストの目であり、田中一光氏の装丁の絵は
黒字に光沢を消した金で女性の手を描いただけだがその後に
通じるなんともいえないつやっぽさがある。
今になって思うと豪華なメンバーで本をつくったものである。
お二人とも大好きなアーティストなのでついブログに書いてしまう
ことにした。

こんな拾い物があるから古本屋めぐりはやめられない。R0012283


2011年12月12日

英雄伝説には標準パターンがある

英雄はきわめて高貴な両親の子供、たいていは王子である。
彼の誕生に先立って、禁欲生活、あるいは長期の不妊、あるいは
外的な力による禁止や妨害の結果としての両親の密会などの
困難がある。
妊娠期間中、あるいはそれよりも早く、彼の誕生を警戒するように
との告知(夢、神託)が現れる。これはたいていの場合、父親にとって
の危険を告げる脅威的なものである。
そのため、生まれたばかりの子供は、たいていの場合、父親あるいは
父親の代理する人物の指示によって、殺されるか棄てられる
定めとなるが、常のことのように、子供は小さな箱の中に入れられ
水に流される。
ついで、その子供は、動物あるいは身分の卑しい人(牧人)によって
救われ、牝の動物あるいは身分の卑しい女性によって乳を与え
られる。
成人するにいたって、かってのその子供は、波乱万丈の道を辿って
高貴な両親に再会し、一方では父親への復讐を遂げ、他方では
その真の素性を認められ、偉大な権力と栄光を得る。

これは最近読んでいるフロイトの‘モーゼと一神教‘の一節である。
こんなことが本のごく最初に書かれていることから感じられるように
とても面白い本である。
とにかく、英雄伝説をパターン化しているところが面白いし、たしかに
納得である。

ちなみに、ラブロマンスの標準形はトリスタンとイゾルデだと
思っている。理由はロミオとジュリエットはこれを下敷きにして
いるし、ウエストサイドストー^リーはロミオとジュリエットを下敷きに
しているから、、、、

2012年1月 1日

1キログラム500円の買い物

2012年はじめての買い物は1キロ500円だった。

初詣に大鳥神社に行くつもりが、古本屋への初詣に計画変更。
1日、2日は半額という看板につられて入ってしまい、かなりの
冊数を書き込んで支払いは2780円。
結構持ち重りがするので大鳥神社に出かけるのはやめて帰宅。
重さがきになるので買った本の重さを量ってみたら、5.5キログラう。
ちょうど1キログラム500円だった。
電子書籍ではこのような実感がない。これが紙の本のよいところ
ではないか。本を重さで評価するのは冒涜かもしれないが、、、

2012年6月26日

ちょっと驚き、シャーロックホームズ

最近、シャーロックホームズを読み始めた。
緋色の研究から始まって、今は二冊目の四つの書名を読み終えた
ところである。
この四つの書名を読み始めてまず驚いたことがある。
こんな書き出しで始まる。

シャーロックホームズはマントルピースの隅から例の瓶をとりおろし
モロッコ皮のきゃしゃなケースから皮下注射器を取り出した。
そして、神経質な白くてながい指先で細い注射針をととのえて、左手の
ワイシャツの袖を捲り上げ、一面に無数注射張りのあとのあるたくましい
前腕から手首のあたりをじっと見ていたが、、、

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