2017年2月10日

メディアはフェイクだ!

「メディアはフェイクだ!

これは少し前にトランプが発したメッセージである。

トランプは大統領就任直後の記者会見でもCNNの記者にたいして

「おまえのところが流すニュースはフェイクだ!」と言っていた。

実は、1960年代の後半、世の中にテレビが普及しはじめたころ

カナダ出身のマーシャル・マクルーハンというメディア学者が発した、

「メディアはメッセージである」という言葉がある。

それ以遠はマスコミと言われていたテレビ、新聞などがメディア、あるいは

マスメディアといわれるようになったのはこの頃からである。

当時はこの言葉はメディアの本質を鋭く指摘した言葉だと評判になり、

この「メディアはメッセージである」という言葉はマクルーハンの

代名詞となったくらいである。

ところで、トランプはインタネットのSNSの時代になったいま、「メディアは

フェイクだ」、と言った。ほとんどが共感できないトランプの発するメッセージ

で数少ない共感できるメッセージである。多分多くの人もそう思っているに

違いない。

インタネットの良さは誰でも参加できることである。SNSは誰でも情報を手軽に

発信できる。だれでもだから、良い人もいれば悪い人もいるし、本当のことを

いう人もいれば嘘を発信するひともいる.ネット上ではメッセージが直接広がり

新聞テレビ、ラジオのように発信者の姿形がわかるわけでもなく、また、発信者が

発信しているメッセージに責任をもっているわけではない。

フェイクなメッセージが流れるのはこのような特質を持ったネット上の

メディアだけならまだ良いが、従来は責任を持って「正しい」情報を発信して

きた既存のメディアまでがフェイクを始めていることは見逃せない。

いままで最も信頼度が高かった新聞の信頼性がガタ落ちになったのは

朝日新聞が根拠の薄い韓国の慰安婦問題について、そうと知りながら

メッセージを流し続けたことである。表面的には現在の日韓関係を

悪くしたきっかけであるが、それだけでなく、もっと悪いのは世の中の

新聞に対する信頼性を無くさせたことである。

いまの世の中、フェイクな情報が流れるのは防ぎようがないとしたら

個人が自分自身で情報の真偽をかぎわけなかればならない。しかし

情報の真贋の判断を個人に委ねることはとても危険なことである。

ほとんどの人は自分に心地よいと感じられる情報を好む。当然ながら

好きな情報は正しい情報と信じたくなる。そうなると世の中は多くの人が

心地よい響きを持つ方に流れていく。たとえそれが危険な方向であっても、

である。

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